要らない存在。要らない司法。云ってあげよう。「ああ,あなたにリンクするつもりなんてなかったんですよ。偶然のURLにあなたが立ってただけです。あなたなど,ハナから存在しなくて結構」。
ホームページ以外にリンクをはるのを止めさせようとする組織,メディアが増えている。デンマークのニュース配信企業は,新聞記事へのリンクを掲載して新聞発行者協会に訴えられ,仮差し止め命令を受けた。この問題は言論の自由を脅かすおそれもあり,警戒する動きがある。
同日,2600誌がDeCSSのコードへリンクをしたことを訴えられていた裁判で,上訴を断念したというニュースが伝えられている(CNET Japanの記事)。だが,これに納得できる人は少ないと思われる。根本はDMCA(デジタル・ミレニアム著作権法)の暴挙に行き着く。DVDビデオを観られないようにし,利益の確保にのみ動く人間たちは当然反発するが,個人的利用のために正当に視聴,再生,複製することは,なにも恥じる行為ではない。
ヤフーやグーグルなどの検索エンジンは当然のこととして,内閣府のサイトだって,UGサイトや現行法令で違法と決めつけられるサイトへと,いくつかのリンクをたどることでつながっている。リンクが罪になるなど,あまりにも愚かな考えだ。地図も道案内も迷惑だと云うなら,どっか人目のつかないところに引っ越せばいい。つまり,存在として消えた方がいい。誰も惜しみなどしないから,さっさとね(日本のくらっくサイト情報さんのところに来たと云うメールもかなり爆笑させていただきました…。
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